熊本県議会 1990-06-01 06月27日-07号
また、阿蘇畜産農業協同組合の不祥事件について、委員から、補助金の虚偽申請は追跡調査を十分に行っていれば防げたはずだ、三年間もわからなかったのは理解できない、牛の転売についても県は暗黙の了解をしていたのではないかと一部で言われているが、真偽のほどはどうかとの質疑がなされ、執行部から、従来は畜協の主体性を尊重するという観点から書類審査だけにとどめていたが、今後は必要に応じ現地調査を行うなど、県として可能
また、阿蘇畜産農業協同組合の不祥事件について、委員から、補助金の虚偽申請は追跡調査を十分に行っていれば防げたはずだ、三年間もわからなかったのは理解できない、牛の転売についても県は暗黙の了解をしていたのではないかと一部で言われているが、真偽のほどはどうかとの質疑がなされ、執行部から、従来は畜協の主体性を尊重するという観点から書類審査だけにとどめていたが、今後は必要に応じ現地調査を行うなど、県として可能
次に、阿蘇畜産農業協同組合の問題についてお尋ねをいたします。 阿蘇畜産農業協同組合の使途不明金あるいは補助事業の執行問題等に関しては、警察への告発、会計検査院の検査あるいは農協法に基づく国の検査が実施されるなど、その成り行きが注目されております。また、本会議にも幾度となく質問にも取り上げられ、その都度県の指導のあり方を初め対応が厳しく問われてきたところであります。
それでは次に、阿蘇畜産農業協同組合の不祥事について質問をしたいと思います。 新聞報道によりますと、組合員六十四人が、組合員に支払われるべき補てん金など一億四千六百万円を流用していたとして組合長を業務上横領罪で一の宮署に告発、これに追い打ちをかけるように、国、県の補助金による同畜協の繁殖牛導入事業が会計検査院から申請どおりに行われていないと指摘があり、県が調査を実施しました。
次に、阿蘇畜産農業協同組合に関してでありますが、来年四月の牛肉自由化を目前に控え、国や県においては肉用子牛価格安定対策を中心に総合的な自由化対策がなされ、さらに本県としても、全国のトップレベルにある受精卵移植技術を利用した優秀な牛の生産や周年放牧による低コスト生産など、畜産農家の経営体質の強化に取り組んでまいられております。
なお、最後になりましたが、先刻御承知のように、社会福祉法人熊本県社会福祉事業団のりんどう荘、くすのき園での不祥事や、また阿蘇畜産農業協同組合の補助金をめぐる問題など、いずれも県民の信頼を著しく損なうような不祥事が発生いたし、まことに残念なことと思っております。